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アーカイブ: 2010年 7月10日09時51分25秒

【衝撃事件の核心】「写欲」に負けパシャリ…撮り鉄を異例の“立件”

撮り鉄の男性が「まほろば号」を撮影しようとした踏切
撮り鉄の男性が「まほろば号」を撮影しようとした踏切=奈良県斑鳩町
*拡大写真は、こちら
msn産経ニュースさんの記事と画像を、お借りしました。
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鉄道営業法違反の疑いで書類送検

 ・「良いアングルで鉄道写真を撮りたかった」。

 

 ・そんな軽い気持ちで踏切内に入った男性が、書類送検される騒動があった。

 

 ・奈良県内のJR関西線で臨時特急を撮影しようと踏切内にカメラの三脚を置いたとして、奈良県警が、鉄道営業法違反の疑いで、「撮り鉄」と呼ばれる鉄道撮影愛好家を書類送検した事件。

 ・県警が書類送検に踏み切った背景には、相次ぐ撮り鉄がらみのトラブルがあった。

 ・しかも男性は、同じ公共交通機関である市営バスの運転手。

 ・いったい何が、撮り鉄たちを無謀な撮影へと駆り立てるのだろうか。

 

■ 「良いアングルで写真を撮りたい」

 ・県警西和署によると、事件が起きたのは5月9日午前9時50分ごろ。

 ・奈良県斑鳩町のJR関西線王子-法隆寺間の踏み切りで、「線路内に立ち入っている」と近くの女性がJR西日本に通報した。

 

 ・法隆寺駅から駆けつけた駅員が線路脇に放置されていたカメラの三脚を発見。

 ・付近にカメラを持っていた男性がいたため、西和署に連絡した。

 

 ・西和署によると、男性は、神戸市交通局に勤務する市営バス運転手(50)。

 ・調べに「道路で撮影していたが、車の交通量が多く、撮影しにくかった。三脚を置いたのは電車の撮影のためで、良いアングルで写真を撮ろうと思い、踏切内に入った」と供述。

 ・西和署は6月3日付で、鉄道営業法違反容疑で男性を書類送検した。

 

 ・西和署によると、男性は平城遷都1300年祭に合わせ、新大阪-奈良間で4~6月限定で運行された臨時特急「まほろば号」を撮影しようといていたという。

 

 ・男性が勤務する神戸市交通局市バス運輸サービス課は「同じ交通事業に携わる者として、誠に申し訳なく遺憾。乗客とJR西日本の関係者に深くおわび申し上げる」とコメントを発表した。

 

■ 他府県でも…相次ぐ撮り鉄トラブル

 ・撮り鉄が電車の運行を妨げるトラブルは今年に入り、近畿各地で相次いでいる。

 ・2月14日、大阪府柏原市のJR関西線河内堅上(かたかみ)-三郷かんで、鉄道ファンが線路内に立ち入り、快速電車の運転士が運転を一時見合わせた。

 

 ・2月20日には、滋賀県草津市のJR東海道線草津駅の近くで、普通電車に乗車していたJR西日本社員が、線路内に人が立ち入っているのを発見し、安全確認のため、緊急停車。

 

 ・JR西日本によると、この日は貸し切りお座敷列車「あすか」が草津駅から回送で京都方面へ向かう予定で、周辺に鉄道ファンが集結。

 

 ・侵入した人物はカメラの三脚を立てていたが、社員が注意しようとすると逃げたという。

 

 ・重大事故につながりかねないトラブルに警察も頭を抱えているが、撮り鉄の現場を押さえうことは難しく、「通報があって、警察が駆けつけたときには現場からはすでに立ち去っており、確かな証拠がないケースがほとんど」(捜査関係者)という。

 

 ・奈良の事件では、JR西日本は「電車が止まったわけではなく、大きな影響はなかった」という理由で、被害届の提出は見送った。

 ・しかし、西和署は「一歩間違えば、公共交通機関に対して大きな危険を及ぼしかねない」と判断。

 ・男性が線路に置いたままにしていた三脚も残っていたことから立件は可能とみて書類送検した。

 

 ・「今回は物的証拠を押さえたことが大きかった。軽微な犯罪かもしれないが、本人と社会に対して警鐘を鳴らすことで、今後起こり得る重大事案への抑止になると考えている」と捜査関係者。

 

 ・奈良地検は6月30日、「十分に反省している」などとして男性を起訴猶予としたが、西和署によると、鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)罪の罰則は千円以上1万円以下の科料。

 ・大きな額ではないが、線路上に物を放置するなどより悪質なケースでは、2年以上の懲役刑が科される列車往来危険罪の適用も検討される場合があるという。

 

■ ブルトレブームの申し子たち

 ・罰せられるリスクを背負い、さらには命の危険を冒してまで、線路敷地内に侵入する撮り鉄たち。

 ・そのゆがんだ情熱はどこからくるのだろうか。

 

 ・書類送検された男性が写真を撮影していた斑鳩町の現場は、周囲に水田が広がる集落近くの踏切。

 ・近所に住む70代の男性は「(事件当日は)カメラを持った3~4人の男性が踏切近くにいた。騒ぎを起こしているという感じではなく、周囲の人に迷惑をかけている感じでもなかった。ただ、事件後はそんな人たちを見かけることも少なくなった」と振り返る。

 

 ・事件から1カ月が過ぎた6月。

 ・現場では、望遠レンズをつけたカメラを手に、男性会社員(42)がシャッターを切り続けていた。

 

 ・会社員は撮り鉄歴30年。

 

 ・書類送検された男性と同じく、「まほろば号」の写真を撮りに来たのだという。

 

 

 ・ただ、事件の感想を聞きくと、「この近くにはもっと良い撮影スポットがたくさんあるのに、どうしてこの踏切にこだわったのか」と首をかしげた。

 

 ・撮り鉄ら写真愛好家は、写した風景や対象への気持ちを「写欲」と表現する。

 ・「ここは、それほど写欲はそそられない」と会社員。

 

 ・会社員によると、撮り鉄が最も熱狂した時代は昭和50年代の「ブルトレ(ブルートレイン=寝台特急)ブーム」のときだったという。

  

 ・「当時は老いも若きもブルトレに夢中になった。そのときの情熱を忘れず、今も撮影にハマってしまう人は多い」という。

  

 ・書類送検された男性についても「そのころは中学生前後。当時から鉄道写真を愛好していたのねはないか」と想像した。

 

 ・実際、神戸市によれば、男性は中学生のころから鉄道ファン。

 ・写真を撮り始めたのは、就職してからだというが、撮り鉄歴は30年近くになる計算だ。

 

 ・相次ぐ撮り鉄のトラブルについて尋ねると、会社員はこう話した。

 

 ・「ブログなどネットで写真を披露する場が広がったことも、撮り鉄の行動がヒートアップする一因かもしれない。多くのファンは常識の範囲内で撮影して楽しんでいるが、かっこいい写真を撮り、ネット上で注目されたいという風潮が一部にあるのかも」。

 

 

 ・「(書類送検された男性は)自分の行動で自分の首を絞めただけだ」と残念そうにつぶやいた。

 

 ・神戸市によると、書類送検された男性は、鉄道マニアであることはごく親しい人間に打ち明けていただけで、撮影した写真を何らかの形で公表していたかどうかは不明。

 ・西和署では反省する素振りをみせたものの、鉄道の撮影をやめるという言葉はなかったという。

YOMIURI ONLINE
☆2010年07月10日07時00分

 

★一言

 ・私は、鉄道ファンでもなんでもありませんが、「撮り鉄絡みの事件」で検索したらいろいろと出てきますね (^。^/)。
 ・写真を取るのも結構ですが、人に迷惑をかけずに安全に撮影しましょう (-o-)/。
 ・会社員の男性もおっしゃっているように、自分で自分の首を絞めるだけですから…。

…byウエちゃん