アーカイブ: 2010年 7月27日07時52分10秒
自機の風で落ちた可能性 防災ヘリ墜落、運輸安全委調査

(上)セットリング・ウィズ・パワーの状態
(下)ヘリ墜落現場の様子
*拡大写真は、こちら。
※asahi.comさんの記事と画像を、お借りしました。
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立山連峰で2000年9月にもヘリ墜落
・埼玉県秩父市で、山岳遭難者を救助中の同県の防災ヘリコプターが墜落死、機長ら5人が死亡した事故で、現地調査にあたった国の運輸安全委員会の調査官は、気流の影響で、ヘリが自身の起こす下向きの風で機体を急降下させてしまう「セットリング・ウィズ・パワー」という現象に陥った可能性があることを示唆。
・27日以降も調査を続け、原因を調べる。
・無事だった県防災航空隊員ら2人や、救助を待っていた登山パーティーの話などから、機体は遭難現場の上空約30メートルで停止(ホバリング)し、ワイヤーで2人を同時に降ろしていたところ、地表まで約1メートルの位置で急にがくっと落ちた。
・ヘリから「バタバタ」とがたつくような異音がして墜落し始めたという。
・26日午後に秩父市内で報道陣の取材に応じた運輸安全委の小杉英世・航空事故調査官は、「パイロットが亡くなっているので何とも言えない」としながら、夏場の山中でホバリング中に墜落したことなどから、セットリング・ウィズ・パワーの可能性を「否定できない」と述べた。
・小杉調査官は「ヘリが起こした風にヘリ自身が入ってしまって落ちていく現象。前進する勢いをつけて抜け出すしかないが、低空ではそれができない。あの現場では逃げ道はないと思う」と説明した。
・隊員らが聞いた「バタバタ」という音については「回転翼の音だと思うが、木をたたいたのか、風を受けた翼から生じた音なのか、何とも言えない」と話すにとどまった。
・一方、気象庁のレーダーによると、事故が起きた25日午前11時ごろ、現場の西側にあたる山梨県境の上空5千メートル付近に積乱雲ができはじめていた。
・その30分後には現場の上空でも積乱雲が発達し、一部で雨が降り出していた。
・積乱雲の発達時には上昇気流が活発になることが多く、この気流がセットリング・ウィズ・パワーにつながった可能性がある。
・また、現場のような山の上空では急に方向を変える風も吹いており、上下と水平方向の空気の流れが混ざり合って気流が複雑になることがある。
・ホバリング中のヘリは急激な気流の変化でバランスを崩すことがあり、国土交通省幹部は「これらの要因が重なって事故につながったとも考えられる」と話す。
◇
〈セットリング・ウィズ・パワー〉 飛行機の失速に似た現象で、ヘリコプターがエンジンを全開にしているにもかかわらず、機体が沈んでいく状態。
・山中などでローター(回転翼)が起こす風が、上昇気流に押し戻されて渦を巻き、機体の上側に流れ込んで下向きに加速。
・急降下して墜落につながるとされる。
・2009年9月に富山・立山連峰の天狗平で資材を運搬中のヘリが墜落、3人が死傷した事故は、この現象が原因の一つとみられている。
★一言
・セットリング・ウィズ・パワーですか、初めて聞きました (;^ω^)。
・夏場の山のヘリの操縦って難しいのですね。
・遭難した方を救助に向かったヘリが気流の影響で反対に墜落した可能性があるとのこですが、何とも痛ましい事故ですね。
・亡くなった5人の方のご冥福を心からお祈りします。
…byウエちゃん
