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パソコンを操作不能にする悪質ツール「Windows Recovery」

←偽のシステム修復ツール「Windows Recovery」の初期画面。ハードディスクのチェック画面のような表示になる(トレンドマイクロのブログによる)
*拡大画像は、こちら。
※YOMIURI ONLINEさんの記事と画像を、お借りしました。
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ランサムウェアの一種
パソコンを操作不能にする偽ツール「Windows Recovery」が出回っている。
デスクトップの操作を禁止したり、プログラムの一覧を隠してしまい、復活させるとしてクレジットカードでの購入を要求してきたりする。
とても悪質な詐欺ソフトだ。
同様の詐欺ソフトとしては、数年前から偽セキュリティーソフトが問題になっている。
「ウイルスを発見した」と偽の表示を出し、駆除するためと称してクレジットカードで入金させる、個人情報を盗み取るなどの詐欺ソフトだ。
今回問題となっている「偽システム修復ツール」は、偽セキュリティーソフトとは異なり、最初に「ハードディスクに問題がある」と表示するもの。
Windowsの「システムの復元」やハードディスクの復旧ツールに似たデザインとなっている。
セキュリティー大手・トレンドマイクロが自社のブログで「被害確認 偽システム修復ツール『Windows Recovery』」として警告している。
それによると、以下のような名前の偽システム修復ツールが出回っている。
●Windows Recovery、Windows XP Recovery、Windows Vista Recovery、Windows 7 Recovery
●Windows Repair、Windows XP Repair、Windows Vista Repair、Windows 7 Repair
●Windows Restore、Windows XP Restore、Windows Vista Restore、Windows 7 Restore
この偽ソフトは、まずブラウザーや関連するソフト(FlashやPDF関連など)の脆弱(ぜいっじゃく)性を突いてパソコンに侵入するようだ。
インストールされると、右のような検索画面を出し、ハードディスクやファイルシステムに異常があるように表示する。
2枚目の画像では11個のエラーが発見されたと表示されており、復旧させる「Fix Errors」のボタンを押すと、アクティベーションコードの入力が要求される(3枚目絵の画像)。
このアクティベーションコードを入手するには、クレジットカードでの購入が必要だと脅す。
トレンドマイクロでは「パソコンを人質にとってお金を要求するため、ランサムウェア(身代金要求)の一種と考えられる」としている。
操作がまったくできなくなる悪質ソフト
4枚目の画像は「Windows Recovery」が入ってしまった状態のデスクトップ画面だ。
デスクトップ上にアイコンがなくなり、タスクバーにある「すべてのプログラム」が空になっている。
スタートボタンからプログラムが起動できない上に、マウスの右クイック操作を禁止、ほとんどのアイコンが見えなくなるなどの問題もあり、パソコンは事実上操作不能になってしまう。
これは「Windows Recovery」が、勝手にファイル属性を変更しているのが原因だ。
すべてのファイルとフォルダーを「隠しファイル属性」にして見えなくしている。
また「すべてのプログラム」にあるショートカットを勝手に削除、さらに右クリックを禁止するなどのシステム改変を行っている。
こうなると途方に暮れて、クレジットカードで購入してしまうユーザーも出てくるだろう。
犯人の思うつぼになってしまう。
トレンドマイクロでは復旧するための方法を、「偽システム修復ツール『Windows Recovery』に感染したら」で紹介している。
それによると、
1)アクティベーションコードの入力により偽システム修復ツール自身に修復させる
2)偽システム修復ツールをアンインストールする
3)アンインストールが完了したら(正規のセキュリティーソフト導入)
という方法で修復方法を紹介している。
正直に言って、この方法はかなり変則技だ。
というのは、偽ツールのアクティベーションコードを強制的に入力して復旧させるからだ。
犯人側が有効なコードを変えてしまえば使えなくなるし、偽ソフトが持つアンインストール機能を無効にされる可能性もある。
これ以外の方法としては、Windowsの設定ファイルであるレジストリ値などを変更する方法があるが、調査と変更に時間がかかるため実際的ではないようだ。
現時点では、上記のように偽ツールをいったん有効にして削除するという方法がベターだといえる。
ソフトを最新版にして、バックアップも
この偽システム復旧ツールが出回った原因として、セキュリティーソフト側が検知できなかったことがある。
4月上旬の段階では、この偽ソフトを検知できないセキュリティーソフトがあったため、侵入されてしまったようだ。
ユーザー側の対策として、以下の点を覚えておきたい。
●ソフトウェアは常に最新に
ウインドウズの自動アップデートはもちろんのこと、Adobe Flash、Adobe Reader、Java関連などの関連ソフトも常に最新版にする(詳しくはサイバークリーンセンターのサイトを参照のこと)
●重要データは必ずバックアップを
復旧できない場合は、パソコンを初期化しなければならない事態も起きる。いざという時のために、普段から重要ファイル・データはバックアップを取っておこう
●セキュリティーソフトを有効に
セキュリティーソフトを導入し、ウイルスのパターンを最新版にすること。契約の切れたセキュリティーソフトは無意味なので、優勝のソフトでは必ずお金を払い込む
今後も名前を変えて、偽ソフト復旧ツールが登場する可能性がある。入り込まれないように上の3ポイントを再度観直そう。
★一言
・パソコンがインターネットにつながっている限り、ウイルスとの戦いは避けられそうもありませんね (´;ω;`)。
・ウイルス対策ソフトは最新のものに更新してください。
・自動更新やアップデートに名を借りたウイルスも登場するかも知れませんね /(-_-)\ こまった~。
・ウイルス対策ソフトだけは、最新のものを導入しておいてください。
…byウエちゃん
